【高い】シャドテンに2万円の価値があるか倹約家おじさんが検証

シャドテンのレベルチェック時に重要なポイント。

シャドテンは、英語学習のプロがあなたの読み上げた音声を添削してくれる、シャドーイングに特化したオンライン英語学習サービス・英語学習アプリです。

月額料金は21,780円(税込)。

そう、シャドテンは高いです。

「要は英語シャドーイングの英語学習アプリでしょ?」
「アプリで月額2万円は高すぎる!」

私もそう思います。

同時に、実際に使ってみたところ、費用対効果や毎日1回の添削の人件費を考慮すれば妥当な価格だとも思いました。

倹約家おじさんの金銭感覚としては2年、3年と長く継続するのは厳しいですが、こんな方にはやってみる価値があると思います。

  • 英語学習サービスに月2万円が自己投資として許容できる方(仕事で英語を使っていてペイできる)
  • 簡易版のコーチングアプリとして「学習の習慣化」ができるまで、と割り切ってやる方(私はこっちの感覚)
  • シャドーイングのやり方がわからない初心者〜中級者(慣れたら自分でやってみる!みたいな感じ)

では、この記事ではシャドテンの料金が高い理由と、費用対効果を検証します。

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目次

シャドテンをレビューする私(倹約家おじさん)について

シャドテンの領収書

このサイトの管理人であり、倹約家でもあるTacが実際に自腹で利用しました!

「ポイントが高い日にまとめ買い」
「牛乳はあそこのドラッグストアが安いからあそこで買う」
「あそこはパンが高いから買わない」

などなど、日頃から数十円単位での節約には余念がないおじさんです。

普通のおじさんであると同時に私自身が英語学習者です。
英語学習歴は約5年、TOEICはようやく700点代に突入したところなので成長は亀の歩みです。

シャドテンの効果

私の実際のTOEICスコア証明書
受験時期TOEIC
リスニング
TOEIC
リーディング
トータル
2024年1月460点390点850点
2023年10月395点385点780点

私がシャドテンを利用したのは2023年11月から12月にかけて。シャドテンを1ヶ月と1週間やった後にTOEICを受けたらなんとTOEICが70点スコアアップしていました。

この間、オンライン英会話スタディサプリTOEICなども利用していたのでこの成果が100%シャドテンによるものかは断言できませんが、ちょうど時期も一致するし、リーディングにあまり変化がないのにリスニングで顕著にスコアアップしています。

シャドーイングの効果が出たということかもしれません。

シャドテンはWEBから申し込む【重要】

シャドテンのApp Storeページに掲載されている価格は25,800円
WEBからApp Store
料金/月21,780円25,800円
料金/年261,360円309,600円

シャドテンをApp Storeで購入するのは避けてください。サービス内容は同じなのに、その差は4,020円。毎月こんなに違うのはやばいです。
App Storeで購入して、シャドテンを一年間続けると48,240円も損してしまいます。

App Storeからではなく、シャドテン の公式WEBページから申し込むのがマストです。

シャドテンの知名度は上昇中

Googleトレンドの「シャドテン」の検索推移
Googleトレンドの「シャドテン」の検索推移

2020年3月のサービス開始から着々とシャドテンの知名度は上昇中。

株式会社プログリット、2023年8月期通期、決算説明資料より。シャドテンの有料会員数の推移。
株式会社プログリット 2023年8月期通期 決算説明資料より。
シャドテンの有料会員数の推移。

直近でも2022年4Qから2023年4Qの成長率は86.7%と、一年で2倍に迫る勢い。
月刊売上高も一億円を突破しました。シャドテンが多くのユーザーに支持されていることがわかります。

シャドテンの料金が高い理由

シャドテンの料金が高い理由は、以下の3つが挙げられます。

  • 英語学習のプロフェッショナルによる添削
  • 厳選されたコンテンツ
  • 学習サポート機能

厳選されたコンテンツ

シャドテンのレベル別教材
シャドテンの試験対策教材
  • 総課題数は1,000を超える
  • 初級者〜上級者まで対応(WPM100〜200※。)
  • TOEIC、TOEFL、IELTS、英検の試験対策が可能
  • 文学、経済、LGBTQ問題など、現代社会を反映した教材

※WPM=Words Per Minute、1分あたりの単語数の数値。読み上げられるスピードの目安です。

シャドテンでは、さまざまなジャンルのコンテンツが用意されています。レベル別に選べるため、自分のレベルに合ったコンテンツで学習を進めることができます。

英語学習のプロフェッショナルによる添削

シャドテンの添削内容 Good Points
シャドテンの添削内容 Development Points

シャドテンの最大の特徴は、英語学習のプロよる添削が受けられることです。プロの英語コーチから正しい添削を受けることで、リスニング力やスピーキング力の向上が期待できます。

学習サポート機能

シャドテンの学習時間リマインド機能
シャドテンのリスニングレベルチェックの結果

シャドテンでは、学習の進捗状況を可視化したり、学習を促すリマインド機能が搭載されています。継続的な学習をサポートする機能が充実しているため、モチベーションを維持しながら学習を進めることができます。

シャドテンのコスパはどうなのか

シャドテンの費用対効果を、以下のような観点から考察します。

  • プロのコーチによる添削の価値
  • コンテンツの価値
  • 継続を支援する学習サポートの価値

プロのコーチによる添削の価値

月額1日あたり※
料金21,780円約702円
※月額料金を31で割りました。

シャドテンのメインのサービスが添削です。課題を録音したものをユーザーが毎日送信します。

その返事(添削)は人がやっています。しかも英語学習のプロ。
私の場合は平均して、良い点のフィードバックは3つ程度、改善点は3〜5個程度指摘されます。

一回あたり約700円はそれほど高いとは言えないでしょう。

自分で聞き返すだけでは、気がつくことができないフィードバックをもらうことができます。

コンテンツの価値

シャドテンのレベル別教材
シャドテンの試験対策教材
  • レベル別教材
    • Beginner(WPM100-150)
    • Intermidiate(WPM100-150)
    • Advandced(WPM160-180)
    • Proficient(WPM190-200)
  • 試験対策教材
    • TOEIC(WPM150)
    • TOEFL(WPM180)
    • IELTS(WPM180)
    • 英検(WPM150-160)

シャドテンでは、レベルや目的別に分けられた1,000個以上のコンテンツが用意されています。

パッと見、

あ、そうなんだ。

くらいで流してしまいがちなところです。

「だってシャドーイング用のアプリなんだから教材があるのは当たり前でしょ」っていう感覚の人も多いと思うのです。

でも自分に適したシャドーイング教材を選ぶのって難しいのです。

利用者に適切なレベルの教材が選べるようにきちんと分けられ、提案してもらえるっていうのがとてもいい感じです。

シャドーイングの課題を自分で選ぶのは難しい

ちょっとシャドテンの話題からは脱線しますが、ビズメイツという会社のオンライン英語コーチングを利用したときの経験をお話しします。

コーチがサイトや書籍を紹介して、生徒が最終的に選択するというプロセスでした。
(念の為フォローしておくと、私は基本的にビズメイツさんのコーチングは安くてすごくコスパがいいと思っていますが)コーチがいるのに自分で課題を決めてなくてはいけない、という点で戸惑いました。

「どの教材にしよう」
「どのサイトにしよう」
「どのくらいの難易度が自分にあっているのだろう」

と自分自身で探していく必要があったので、教材を選ぶのに一回一時間以上かかっていました。

参考:【口コミ】ビズメイツコーチング!2ヶ月受講して感じたデメリットもぶっちゃけ

適切な教材を提案してくれるという価値

そんなわけで、他社でシャドーイング教材を選ぶ際は、結構時間がかかっていました。

教材を選んだ後も
「自分には難しすぎたかな?」
「簡単すぎたかな?」
「いつまでこの教材を続ければいいのかな?」

など、学習過程でも迷いが生じます

シャドテンのリスニングレベルチェックの結果
シャドテンのリスニングレベルチェック問題

シャドテンの場合は入会後すぐにできるリスニングレベルのチェックで具体的に教材を提案してくれます。

私の場合は、レベルチェックでWPM150でいいという結果が出たものの、最初に教材を聞いたときに「自分にはちょっとスピードが速すぎるのではないか」と感じました。
そこで、試しにWPM110、WPM120、WPM130の教材で何日かやってみたのですが、初日は「ちょうどいいかな?」を思っても1,2日やると簡単に感じました。

結果としてはレベルチェックで提案されたWPM150がちょうど良かったです。

シャドテンでは

  1. 約30〜40秒の課題を4日間続ける
  2. そのあとは次の課題に移行する

ということが決まっています。

個人的にはこのペースでやるのが自分にあっていました。「4回目もたくさんフィードバックが来たからやりたい!」と思うこともありましたが、「どうしてもここだけできない」みたいなところにずっとこだわるのもしんどいと思うので(笑)

週に1,2回教材が変わるペースなのでいつでもフレッシュな気持ちでシャドーイングに取り組めました。

あえて価値を数値化するなら

添削の場合は、「自分にできないことを人にやってもらうんだから価値がある」でOKな気がしますが、時短やストレス軽減はどれくらい価値があるか測りにくいので、ちょっと無理矢理ですが試しに数値化してみます。

目安としてざっくり価値に換算します。

  • あなたの時間の価値を1時間2500円と仮定します※1
  • 週2回、1時間ずつをかけて教材を決める※2

※1 : 1時間2,500円ってそこそこ高く感じるかもしれませんが、日本人の平均年収が約500万円。年収500万円の人の時間単価が約2,500円と言われています。
※2 : シャドテンでは4日に1回課題を変えるのでそれを参考にしています。

2,500円✖️8時間=20,000円

シャドーイング教材を選ぶ時間をお金に換算するだけで、シャドテンの一ヶ月分の料金に相当してしまいました

経験上、教材を探し回り、何度も聞いたり、うっかりスマホやパソコンで他のことをし始めたりする時間を計算に入れると1回1時間なら少ないくらいだと思います。

TEDやVOAなど無料の教材でももちろんシャドーイングの上達は可能ですが、選ぶのが難しいのです。

つまり、教材選定をほぼ自動化できるのもシャドテン のメリットです。

注意点!リスニングレベルチェックはしっかり見よう

シャドテンのリスニングレベルチェックの結果 重要なポイント
シャドテンの教材の進め方

シャドテンは無料体験を申し込む際にリスニングレベルのチェックがあります。

そこで私の場合はWPM150くらいだと表示されました。

実は私は、うっかりその「WPM150」しか覚えていなくて、「応用レベル(Intermidiate)」であることと、推薦教材(「Princeton Commencement」」)のことをすっかり忘れてしまいました。

その結果、しばらくは「BignnerのWPM150」で練習していたことに、実はこのブログを書いている途中にようやく気がつきました(開始して数週間気が付かなかった)。

シャドテンのサポートさんはこのような基準が最適だとおっしゃっていました。

  • ①初回で半分くらいは聞き取れる速さ
  • ②1日のシャドーイング練習のみでは追いつけない・完全には再現できない速さ
    (4日目に改善点が1つ程度になっているのがベストです)

実際は「BignnerのWPM150」でも最終日に3〜5つの改善点が届いていたので、ちょうど良かったのかもしれません。

しかしこんな理由から、「応用レベルの150ではじめればよかった!」とも思いました。

教材の進め方にルールや指針があるのはすごくいい!
しかし、私はルールそのものを把握できてていなかったという致命的なミスをおかしていました

レベルチェック後にメールでも結果が来ているので、私のようなミスをしたくない方は、ぜひそれを参考に進めてください!

継続を支援する学習サポートの価値

シャドテンのサポート担当さんからの進捗確認
私が色々教材を変更していたら心配してサポート担当さんが連絡をくれました。親切!
スマホに届くシャドテンからの通知
設定した時間にリマインダーが来るように設定ができます。

個人的にはシャドテンのデメリットって「少なくとも15分は集中できて、静かな環境(=自分が英語をしっかり発話できる環境)を作る必要がある」ということだと思っています。

乳幼児を子育て中のお母さんや、忙しいビジネスパーソンなど、ここがハードルになってくる人は多いでしょう。

そんなふうに忙しい状況でも継続する鍵になるのが、時間管理とモチベーションの維持

シャドテンでは、学習の進捗状況を可視化することでモチベーションを維持したり、学習を促すリマインド機能が搭載されています。「この時間なら学習できる!学習しやすい)」という時間帯にリマインドを設定して、習慣化するのがおすすめです。

また、AIではなく、オンラインで人がきちんと添削していくれているというのが私にとってはかなりモチベーション維持につながりました。顔は見えませんが、やっぱりスマホの向こう側(?)に生身の人がいてくれるとサボりづらいです。

おかげで1ヶ月+1週間(検証期間+無料体験)は毎日シャドーイングを継続できました。特にしんどくもなかったです。

シャドーイングの他教材とシャドテンとの比較

  • TED(無料)
  • VOA Learning English(無料)
  • スタディサプリEnglish TOEIC(月額3,278円)
  • カランメソッド(1回300円前後〜)

他のシャドーイング教材との比較をしてみます。

それぞれにいいところがあります。いずれもシャドテンより安いです。
なので、これらはいずれじっくり利用したいと私自身も思っています。

ただ、私の提案としては、シャドーイングの教材としてこれらを使うなら、シャドテンを何ヶ月か続けてから使ったほうが効果的だと思います。
シャドテンで正しいシャードイングの進め方が身についてからこれらのリーズナブルなプラットフォームに乗り換えたら、長期的な学習コストは抑えられるのではないかと考えています。

TED – 初心者にはデメリットが多いかも

TEDシャドテン
料金無料21,780円
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レベル上級者初級〜上級
スクリプト
スピード変更
部分リピート再生
オールネイティブスピーカーNOYES
英語難易度の表示NOYES

英語学習している人なら聞いたことがあるでしょう、TED!国際的な講演をオンラインで無料で視聴できます。しかも字幕付き!

コンテンツが豊富なのであなたが興味があるジャンルの講演もあると思うので内容は面白いです。上級者ならこれで十分。

デメリットは数が多すぎて選びづらい点

それに、国際的なプラットフォームなので英語のネイティブスピーカーでない話者も多くいます。ネイティブスピーカー以外の英語に慣れるという意味では多様性があって素晴らしいのですが、教材として選ぶなら避けた方が無難です。これらの点から初級者や中級者は教材選びが難航しそうなので、おすすめしにくいです。

VOA Learning English – 初心者にも進めやすい

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