産経オンライン英会話は2020年8月に大規模リニューアルをして「産経オンライン英会話プラス」になりました。
新しくなった産経オンライン英会話については下記の記事を参考にしてください。
参考:産経オンライン英会話プラスの評判は?家族で受講してレビュー
とはいえ、「リニューアルしたって聞くけど、前がどんな感じだったかも知りたい!」という方もいるかもしれません。
この記事ではリニューアル以前の産経オンライン英会話を体験した内容を書いています。
ビジネスシーンで英語が必要な方、費用を安く抑えたい方に特にオススメできるオンライン英会話です。講師の対応・教材・料金など総合的に非常にいいオンライン英会話です。
学校で習った英語を会話で使えるようになりたい中学生、大学受験を目指す高校生にもおすすめ。
またレッスンノートがかなり丁寧で、細かい指摘がもらえます。初心者の方にも最適。
でも、実際に体験してみて「ここはイマイチだな」という点も見つかりました。
「産経オンライン英会話」で検索した記事にタイトルが「辛口」と書いてあったのですが、全く辛口じゃなかったので…
思い切って他のオンライン英会話と比較してデメリットだと感じた点をかなりのボリューム多めで書いてみました!
公式サイト:産経オンライン英会話
産経オンライン英会話の特徴
総合評価 | ★★★★☆ |
---|---|
受講可能時間 | 5〜25時 |
講師 | フィリピン人講師 |
レッスン時間/1回 | 25分※1 |
料金/月 | 6,380円(税込)〜 |
おすすめの用途 | ビジネスマン、中学生、高校生 |
無料体験回数 | 2回 |
産経オンライン英会話は特にビジネスマンの方、料金を安く抑えたい方にオススメです。下記のような方なら向いています。
- ビジネス向けのレッスンを希望している
- 料金は安いほうがいい
産経オンライン英会話を運営するのはフジサンケイグループの産経ヒューマンラーニング株式会社。
サイトのロゴもよく見るフジテレビのマークですね!
産経新聞の記事を基にした英文ニュースが教材にあります。更新頻度が高いのも特徴。週に一回(水曜日)更新!かなりフレッシュなニュース教材だと言えます。
ビジネス向けの教材が豊富で、毎日受講しても月額6,380円。格安料金設定なのもオススメできるポイントです。
産経オンライン英会話のデメリットを口コミ
総合的には「かなりいいオンライン英会話」です。
一方で、「ここはイマイチかなー」と感じた点もいくつかありました。
まずはデメリットから紹介します。
Skypeでしか受講できない
産経オンライン英会話ではSkypeでしか受講できない点がデメリットです。
最近、Skype不要のオンライン英会話が増えてきています。
大手のレアジョブもブラウザで受講できるレッスンルームを導入しました。(Skypeも選択可能)
DMM英会話にも今年になって新レッスンシステムEikaiwa Live Beta版が導入されました。
ネイティブキャンプ、Kimini英会話もインターネットのブラウザで受講する独自システムのみが利用可能です。
Skypeを利用するデメリット
産経オンライン英会話の場合、Skypeのインストールが必須となります。
決して難しい手順ではありませんが、使ったことがない方にとっては少し面倒です。
またノートパソコンで受講している・パソコンのディスプレイが狭い、という方にはSkypeは不便な面があります。
教材をブラウザで開きながら(PDFでもOK)Skypeを開くことになるので、切り替えが必要です。
Skypeは教材(ブラウザ or PDF)を前面に持ってくると、小さく講師の顔を表示させてくれます。
でも全て表示させることはできません。チャット画面は消えてしまいます。
講師からチャットが送られてきた場合にはSkypeを前面に表示させます。そうすると以下の画像のような状態になります。
今度は教材が見えませんね。
つまり狭いディスプレイでSkypeを使う場合、教材・講師カメラ・チャットボックスの全てを一度に表示させることは面倒です。
(それぞれのウィンドウを小さくすることで可能は可能ですが)
また、スマホでも受講できますが当然、スマホにも教材を表示させられるようなスペースはないので教材をプリントアウトしなくてはいけません。
(基本的にはどのオンライン英会話でもパソコンで受講した方が快適に受講できます)
独自システムの場合、教材、講師のカメラ、チャットボックスの三つは基本的に同じ画面で見られるようになっています。
こちらの方が断然、レッスンは受けやすいです。
オンライン英会話各社でそれぞれ独自のシステムを導入しているのは、このあたりが理由です。その点で、産経オンライン英会話はこのトレンドに乗り遅れている印象があります。
一方、Skypeのメリットは有名なアプリケーションなのでWindows、Mac、iPhone、Androidなどほとんどの環境で受講ができます。
私はAndroidを利用しているのですが、原因不明の不具合でレアジョブではアプリで受講ができませんでした(※今は改善されているかもしれませんし、特定の機種だけかもしれません)。
また私が現在受講しているKimini英会話ではiPhone用のアプリは用意されていますが、Android用のアプリがありません(ブラウザで受講は可能です)。
参考:アプリなし!スマホ(Android)でKimini英会話を受講してみた。
幼児・小学生向けの教材がない
対象年齢は公式サイトにも明記されていませんでしたが、幼児・小学生向けの子供用教材はありません。
中学生向けの教材は豊富なので中学生以上が対象と考えていいでしょう。
ネイティブの講師がいない
産経オンライン英会話にはネイティブの講師はいません。全てフィリンピン人講師です。
ただ、これは必ずしもデメリットとは言えません。
私もオンライン英会話を始めようと思ったとき「どうせ習うのならネイティブの講師に習いたい」と思っていました。
実際に他のオンライン英会話ではネイティブ講師のレッスンも受講しました。
結果として「料金が安いのであれば、むしろフィリピン人講師の方がいいかも」と思いました。特に私のような初級〜中級者には。
理由は2点。
- 初心者はまず英会話への慣れを優先した方がいい
- 発音の指導は非ネイティブの方が優れている
初心者はまず英会話への慣れを優先した方がいい
英語は世界中で話されているため、訛りのある人が堂々と喋っている様子も目にします。
以前、商社に勤めていたことがあるのですが、海外の人と交渉する営業さんは、臆することなくジャパニーズイングリッシュ(カタカナ英語)でハキハキ話していました。
「ハロー、ディスイズ、タナカ。メイアイ、スピークトゥー、ミスター●●?」
みたいな感じです。
「日本人はこういう訛りがあるんだ」って世界中に認識されれば、細かい発音を気にせずカタカナ英語で胸を張れる(?)時代が来るかもしれません。
そんなわけで、初心者の場合は発音は後回し。
「咄嗟に英語が出てこないので会話どころではない」という人が多いのではないでしょうか。とりあえず英語への抵抗感をなくすのが重要です。
公式サイト:産経オンライン英会話
発音の指導は非ネイティブの方が優れている
あるオンライン英会話でネイティブ講師に発音のレッスンをしてもらったときのことです。
「”she”が”see”に聞こえるよ」と言われました。
しかし、私には違いがわからない…。
講師の方でもただ発音を繰り返すだけ。
…といった経験があります。
一方でフィリピン人講師の場合、「”V”が”B”に聞こえています。”V”は下唇を噛むように、こんな口で発音してみて」というふうに具体的な指導をしてくれました。
フィリピンは公用語が英語です。幼稚園や小学校から英語をならいます。ネイティブではないですが、だからこそ「学習して英語を覚えた」という経験があります。ですから非ネイティブへの指導が上手な講師が多いのです。
費用を抑えたいのであればなおさら、ネイティブの講師にこだわる必要はないでしょう。
とはいえ「綺麗な発音」が求められる状況の人はいるでしょう。そういった方はネィティブ講師が多い、他のオンライン英会話も試してみましょう。(DMM英会話 のネイティブプランや、ネイティブキャンプ など)
公式サイト:産経オンライン英会話
無料体験の回数が少ない
無料体験が2回と少ないです。最大手のDMM英会話・レアジョブと同じなので業界としては標準的な無料体験回数と言うこともできます。
一方で、Kimini英会話(10日間無料)、ネイティブキャンプ(7日間無料)といった無料体験期間が長いオンライン英会話もあります。それらに比べると、スクールの特徴を知るための時間が少ないです。
スクール名 | 無料体験回数(日数) |
---|---|
産経オンライン英会話 | 2回 |
DMM英会話 | 2回 |
レアジョブ | 2回 |
Kimini英会話 | 10日間(要クレジットカード登録) |
ネイティブキャンプ | 7日間(要クレジットカード登録) |
これは入会を検討している人にとっては大きなデメリット。
一方で、登録が簡単なのは嬉しい点です。
無料体験期間が長いオンライン英会話の多くは、クレジットカードの登録が必須です。
もちろん無料体験期間中に休会や退会を申し出れば、料金は発生しません。
しかし、うっかり手続きを忘れて「体験だけのはずが料金が引き落とされてしまう」という可能性があります。
その点で産経オンライン英会話は安心です。
必要最小限の入力項目だけで入会が可能。クレジットカードを登録せずにレッスンを体験受講できます。うっかりお金が引き落とされる心配はありません。
公式サイト:産経オンライン英会話
レッスン履歴・予約のシステムが残念
レッスンで前回、どのテキストで受講したかを見たようと思ったら、ない!!!
「なんて不便なんだ」と思っていたら、ありました。
「カリキュラム」は教材の名前ですが、「どのページを習ったか」がどこにも書かれていません。
よくよく探してみると、レッスン後に講師から来るレッスンレポートの中に書いてありました。先生からのコメントに紛れていて気がつきません。
しかも受講したテキストと違う内容が書いてあります。
私が受講したのは「日常会話初中級(A2 General)」のレッスンなのに、「トライアルレッスン(おすすめレッスン)ビジネス英会話(A1 Businness English)」になっていました。
講師の手入力だから仕方ないですね。
自分で入力する「レッスン内容」の項目にもどのページをやりたいか書くことになっているので、ここでも確認できます。つまり、講師側&生徒側での手入力です…(^^;
オンライン英会話大手のレアジョブの場合、受講時に選択した教材が自動で表示されています。
例えば日常会話とビジネス会話の教材を並行して受けた場合など、どこのページまで習ったかの管理が面倒です。
前回のレッスンで何をどこかまでやったか把握できません。
他社と比較した場合、産経オンライン英会話は、レッスンの進捗を管理しづらい部類に入ります。
予約の教材指定が面倒
産経オンライン英会話は複数のコースを並行して受講する場合、自分でどの教材をどこまで習っているか把握する必要があります。
私が普段受講しているKimini英会話を例にとると、一つのコースを選択したら、次回レッスン時には自動的に次の教材が予約されます。かなり便利!
私は多いときは4種類のコースを並行して受講しています。
一方で、Kimini英会話の場合のデメリットは「スキップしたい内容も受講しないと次に進めない」「レッスン3だけ自信がないからもう一度受講したい」という選択ができません。
完走したらもう一度スタートから受講できますが、その際も「レッスン3だけやりたい!」と限定することはできません。レッスン1からスタートする必要があります。
参考:【口コミ】Kimini英会話を家族で1200回受講して徹底解剖
産経オンライン英会話の場合は、自分が理解している単元はスキップして、次の単元に進めるのはメリットです。
それぞれに長所・短所はありますが、自分で進捗を把握できれば産経オンライン英会話の進捗システムにも大きな問題はないとも言えます。
公式サイト:産経オンライン英会話
産経オンライン英会話のメリットを口コミ
次に、よかったと思う点を挙げていきます。
「ビジネス×コスパ」。
どちらも重視したい方にはおすすめです。ビジネス向け教材を安価で受講できるオンライン英会話です。
また、格安オンライン英会話の中では群を抜いて丁寧なレッスンノートが初心者にもかなりおすすめです。
料金が安い
毎日25分プラン | 毎日50分プラン | 週末毎日50分プラン | |
---|---|---|---|
⼊会⾦・教材費 | 無料 | 無料 | 無料 |
月額(税込) | 6,380円 | 9,981円 | 6,380円 |
1⽇のレッスン時間 | 25分(1コマ) | 50分(2コマ) | 50分(2コマ) ⾦・⼟・⽇のみ 1⽇2レッスン |
単価 | 196円(税込) | 161円(税込) | 218円(税込) |
最大手のDMM英会話が2019年8月値上げに踏み切り月額6,480円からとなりました。
(2023年に月額7,900円に再値上げ)
一方、産経オンライン英会話の月額料金は6,380円(税込)。値上げ前のDMM英会話と同じ価格です。オンライン英会話の業界全体を見渡しても安い料金設定です。
毎日レッスンを受けた場合、一回あたりの料金は約196円。
また週末プランがあるのは忙しい方にはいいですね!
金、土、日曜日に1日2コマ(計50分)のレッスンが受けられます。料金はなんとスタンダードプランと同じ6,380円。
こちらは週に6回になるので一回あたりのレッスン代は約218円となります。
ニュース教材の充実
産経新聞に掲載された記事を元にしたニュース教材が使用できます。毎週更新されるので教材としてだけでなく、情報収集ができるというメリットがあります。
DMM英会話にもニュース教材があり、量は豊富なのですが扱う範囲やジャンルが広すぎる印象があります。具体的には、世界のニュースが多くて日本のニュースが少ない。
産経オンライン英会話のニュース教材と、DMM英会話のニュース教材。それぞれの違いを比較しました。
産経オンライン英会話 | DMM英会話 | |
---|---|---|
日本語翻訳 | ある | ないのもある |
日本のニュース | 多い | 少ない |
ニュース教材の数 | 少ない | 多い |
設問や単語チェック | ない | ある |
ニュース全体の量はDMM英会話の方が豊富です。産経オンライン英会話は水曜日になると前週に公開されたニュース記事は削除され、新しいものに切り替わります。バックナンバーが選べるとよりいいのに、なんだか勿体無いですね。
(一方で「いつでも読める」と思うと私の場合は受講がのびのびになるので「期限がある教材」って意外にいい、という気もします。ニュースの話題なんて鮮度が大事ですもんね)
ただし「日本語翻訳は不要」「ニュース記事は自分で選びたい」という上級者の場合、この比較は関係ありません。
多くのオンライン英会話で、予約時に講師にURLを送って「このニュースを教材にしたい」と連絡すれば、それを使ってレッスンすることが可能だからです。
スクールによっては予約時に備考・メッセージの機能がないところもあります。事前に講師が準備ができないので、決まった教材しか希望できない場合もあります。
その点、産経オンライン英会話は大丈夫です。予約時にコメント欄があります。
ここにあなたがレッスンで教えて欲しいニュース記事のURLを記載しましょう。
目的別の教材
産経オンライン英会話は目的に特化した教材が充実しています。無料会員・非会員でも一部の教材は見ることができます!
教科書準拠 中学生向け
中学生向けに文部科学省の中学校学習指導要領の内容に準拠した教材が用意されています。
学習効率が高いと言われるフォニックスが導入されている点もポイントです。
フォニックスでは「B」を習うときに「ビー」ではなく、「ブ」と教えられます。文字と音の関係を学ぶことができるメソッドです。
例えば「Book」という単語を習う際は、「ブ、ブ、Book」というふうに講師が発音することが多いです。
受験を視野に入れた高校生にもおすすめ
2020年度からスタートする「大学入学共通テスト」では4技能(読む・聞く・話す・書く)が評価されます。
そこで大学進学を目指す高校生のため設けられたコースが「大学入試外部検定試験対応プラン」です。
中学卒業レベルから段階的に4技能を伸ばし、大学受験に対応できるレベルを目指します。
※こちらの教材は大学入試外部検定試験対応プラン」(税抜9,250円/月)の受講が必要です。
ビジネスマン向けの教材が豊富
ビジネスマン向け、TOEIC対策コースが豊富です。
こちらは基本となる料金のみで受講が可能です。
- ビジネス英会話
- TOEIC
- ニュースディスカッション
※TOEICはテキスト購入代が別途必要。
オプションが豊富
オプションの豊富さは産経オンライン英会話の特徴です。
しかし、私は安いものが好きなのでオンライン英会話に限らず(スマホのプランなど)なるべくオプションはつけない性格です(笑
ですから、簡単な紹介に留めます。
- プラスチケット(700円〜/一回)
- コーチング型スピーキング初⼼者脱出プログラム(81,000円〜)
- ⽇本⼈コンサルタントによるオーダーメイドセッション(3,240円/一回)
- 劇的英語⾯接道場(6,480円)
- メールライティング講座(37,800円)
- 語学留学(50,800円〜/週)
- エアライン業界特化型キャビンアテンダント⾯接突破対策プログラム(97,200円)
物によっては高額なコースもありますが、「一定の期間集中してトレーニングをしたい」といったケースで使えそうですね。
中でもコーチング型スピーキング初⼼者脱出プログラム(=集中プログラム)は専用の相談窓口があり、人気があります。
実際に私は無料相談を受けてみました。説明してくれたスタッフによるとかなり人気で、今後の申し込み状況によっては受付を一時停止する可能性もあるそうです。
2〜3ヶ月以内に成長を感じたい方は相談だけでもしてみるのはありです。
無料体験レッスンと無料相談はどちらも申し込んで大丈夫です!
参考:【無料相談会って?】産経オンライン英会話の短期集中コーチングプログラム
公式サイト:産経オンライン英会話 3ヶ月集中プログラム
予約が取りやすい
週末に登録して土、日曜日とすぐに予約が取れました。
平日の予約状況に関しても他社と比較しても混雑している印象はありません。
一方で、おすすめに出てくる講師は空きが少なかったです。人気の講師なのでしょう。
一部の人気講師は余裕を持って予約しないと直近の三日間はほとんど埋まっている状況です。
総レッスン時間がわかる
学習の総レッスン時間と回数が確認できます。
私の現在受講しているKiminiオンライン英会話にはこの機能がありません。
自分の勉強した時間が明確な数字として見えるのはモチベーションに繋がります。
オンライン英会話によってあったりなかったりするんですが、私はこの機能は大好きです。
講師の質は高い
「人気の講師を受講すればいいに決まっている」「それじゃなんだか宣伝くさい」と思ったので(笑
あえて、「そこそこ予約が入っている講師」を予約しました。
1回目の体験は当日予約。2回目の予約は前日予約でしたが希望の時間でとることができました。
二回のレッスンともに非常に満足のいく内容でした。人気がそこそこの講師でもいいレッスンだったので、講師全体のレベルは高いです。
レッスンを体験した内容は次の項目で書きます。
レッスンレポート
こちらも次の項目で詳しく書きますが、講師がかなり細かく私の言い間違いをメモしてくれていました!
わかりやすい!
自分がよくする間違いは繰り返しやすいです。指摘されたミスの方が記憶には残りやすいので、これは身につきそう!
この点は産経オンライン英会話を実際に体験して一番印象に残っている点です。
シンプルだけど他のオンライン英会話では経験がありません。(シンプルなので他の英会話スクールでも是非、導入して欲しいですね…)
公式サイト:産経オンライン英会話
産経オンライン英会話を体験した口コミ
実際に体験したレッスンの内容をレポートします。
レッスンの予約
まずは予約をしてみましょう。マイページのトップに「チケットで予約する」というボタンがあるのでクリック。
講師の予約状況が表示されます。
このキャプチャーは当日(土曜日)の18時前。30分後にレッスンが可能な講師もかなりいますね。混雑は全然していません。素晴らしい!
「予約する」をクリックしたらニックネームとSkype名の入力画面が出ました。設定して「登録」をクリック。
次は教材を決めます。「テキストレッスン」あるいは「フリートーク」が選べますが初心者はまずは「テキストレッスン」一択です。
フリートーク25分は慣れていても大変です。
次はカリキュラムを選びます。
「初めてオンライン英会話を体験する」「英語なんてすぐに口から出てこない」という方は慣れが必要だと思うので迷わず「トライアルA教材」を選択しましょう。
“Could you say that again?”などオンライン英会話でほぼ毎回は使うような頻出フレーズが学べるのでおすすめです。
中級・上級者の方におすすめとされているのが「トライアルB教材」です。自己紹介がテーマなので初対面の講師と話すのに適したテーマです。
「トライアル用」ではない、本会員と同じ教材も受講可能です。
私は「普段会員がどんなレッスンをしているか少しでも知りたい!」と思ったので、通常の教材を選びました。自分のレベルに合わせて「TOEIC: 350点~500点」相当となっている「日常英会話初中級」の教材を選択。
「確認画面へ進む」をクリック。
予約内容を確認したら予約完了です!
体験1回目 P先生
- 日時:2019年7月7日(土) 21:00-21:25
- カリキュラム:日常英会話初中級(NO.1)
正しい予約の方法
しかし、レッスンが始まると先生に「”A2 General CEFR A1″って何?」と聞かれました。
私は下記の画面に記載されているものが教材のコードが何かだと思って入力してしまいました。
しかもややこしいことに「A2 Generalのレッスンを1を受けたい」と思ってうっかりA2のとこをA1に自分で変更してしまいました。
あとで調べたところによるとCEFRというのが英語検定試験のことで、わかりやすく言えば「英検三級相当」とかそういう意味です。
かなり意味のわからない予約の仕方をしてしまいました。
先生にも「ちょっと混乱しちゃったわ」と言われました…(^^;
慣れれば問題ありませんが、この辺も予約システムをもう少し自動化した方がユーザーには優しいですね。産経オンライン英会話の予約システムは少しアナログです…。
正しい予約の方法としては受講したい教材の一番上に記載されているテキストをメッセージ欄にコピー&ペーストするのが一番無難でしょう。
この場合は「Level A2 General English Lesson1」です。(文字の色が白でものすごく見辛い…)
あるいは教材のURLを直接貼りつけてもいいでしょう。
レッスンの内容
「日常英会話 初中級」のレッスン1は挨拶。いきなり「What’s up?」ですね。イメージとしては「How are you?」のカジュアル表現でしょうか。
日常的に使うのでしょうけど、映画とかでは不良っぽいキャラが言っているイメージなので、私は英語がペラペラになっても使うイメージができていません。
先ほどメリットで紹介したときに掲載したのがP先生のレッスンレポートです。もう一度見てみましょう。
“travel”の発音が指摘されています。日本人が苦手な「V」の発音です。
なるべく意識するようにはしていて、教材を見ながら話すときはほとんど指摘されないのですが、文字を見ずに頭の中で文章を作るとつい「B」の音になってしまいがちです。
“Where have you been?”というのがレッスンの最初の方に聞かれて、理解ができませんでした。
“I have been to America.”とかが浮かんで「え!?いきなりどこの国に行ったことがあるか、って質問されている!?!?!」と思って混乱してしまいました。
正しい意味は「どこに行ってたの?(レッスンの前は何をしていたの?くらいのニュアンス)」ですね。
結構よく使われる表現なんでしょうが、オンライン英会話で初めて遭遇しました。そして、レッスン後に綺麗さっぱり忘れていました(笑
レッスンレポートのおかげで自分が理解できなかった表現を思い出せました!
P先生からは「ビジネス英会話のコースを選んだ方がいいわね!」と言われました。
俺の英語力は日常会話レベルをすでにクリアしているのか!
……と思いたいところですが
レッスン中に勤めている会社が外資で、たまに外国人とチャットでやりとりするという話をしたからです(^^;
公式サイト:産経オンライン英会話
体験2回目 E先生
2回目も比較的、予約に空きがある講師を予約しましたがレッスン内容はすごくよかったです!
E先生を予約しました。
ビジネス英会話初中級コースを選択
前回P先生からビジネス英会話をすすめられたので、今回はそちらを受講。
予約時のメッセージ欄にも「A2 Business No.3」と記載したため、今回はスムーズに受講できました!
No.1だと挨拶のフレーズが多くて前回のレッスンとかぶるので、No.3にしました。テーマは「自分のことを話す」です。
レッスン冒頭の雑談
レッスンの冒頭ではちょっとした雑談や自己紹介を五分程度しました。
例えば、こんな質問をされました。
- How are you doing today?(今日はご機嫌いかが?)
- Have you already eaten your lunch?(昼ごはん食べた?)
- What did you eat lunch?(昼ごはんは何を食べたの?)
このへんはよく聞かれるフレーズです!
でも、初心者ならこの辺でつまづいて当たり前です。
私はいまだに「えーっと……野菜炒めってなんて言うんだっけ」と脳みそがフリーズします。
(答えは「fried vegitables」でOK。「fried」と聞くと揚げ物を想像するのですが揚げ物は「deep fried」になります)
続いて「Could you tell me about yourself?(あなたのことを教えてもらえますか?)」と聞かれました。
当然この辺も私はしどろもどろです。とりあえず、名前、年齢、職業、住んでいる場所、趣味などを答えました。
先生からは「Why are you laughing?(なんで笑ってるの?)」と聞かれました。ついつい英語が出てこないとヘラヘラしてしまう……。
- 私 「英語で自己紹介がうまくできないから」
- E先生「大丈夫!上手に自己紹介できてたわよ!」
という会話をしました。E先生、優しい。
ビジネス英会話初中級の進め方
まずは教材の確認です。
May I ask what lesson number?(レッスンナンバーを教えてくれる?)
私はいまだに「予約時に指定しているのになんで確認されるんだろう」と思ってしまいますが、ほとんどのオンライン英会話で確認があります。
まぁコミュニケーションの一貫として割り切りましょう!
続いて
Please read “Phrase of the day”.(今日のフレーズを読んでください)
この部分を音読すればOKです。
ここで質問を二つされました。
- How often do you study English?(どれくらいの頻度で英語を勉強しているの?)
- May I ask you, why do you study english?(なんで英語を勉強しているのか聞いてもいい?)
教材を使用しながら自然な流れでシンプルな質問をしてくれます。いい先生ですね。
So now, let’s go to the “situation”-part. Please read. (じゃあ「シチュエーション」の部分を読んでみて)
赤い枠の部分を音読でOK。
次に「Now, describe the picture here.(じゃあ、ここの写真を描写してくれる?)」と言われました。
やや唐突!と感じますが、英会話の授業ではこの質問はよく出ます!迷って「うーん」となってしまいますが、とりあえず見たまんまを言っちゃいましょう。
私 「He is reading books.」
E先生「What else?(他には?)」
なんだって! と、悩んでしまいますが、これもよくあるパターンです。中学生レベルの返答でしのぎました。
私 「He is smiling.」
次に先生はこんなことを言いました。
Before you proceed to the next part, would you like to pronouce this word? Please, go to your chatbox.(次のパートに行く前にこの単語を発音してもらえる?チャットボックスを見て)
Skypeを確認すると”again”という単語が送られてきていました。
(この日の会話でまだagainという言葉を私は使っていなかった(と思う)ので、なぜこの単語を指摘されたのかは不明でした。他の単語の発音を見て苦手な音を判断したのかもしれません)
私 「アゲイン」
E先生「Better pronounce is “アゲン”.」
レッスンの途中で発音の修正をしてくれました。
辞書などではアメリカ英語は「アゲン」、イギリス英語の発音として「əˈɡeɪn」と記載されいるので間違いではないようですが、実際には多くのイギリス人・オーストラリア人も「アゲン」と発音しているそうです。
少し長くなるので以下は割愛しますが基本的な流れはこうですね。
- E先生が教材を読む(生徒は聞く)
- E先生が読んだあとに生徒が続いて読む
- 生徒が一人で読む
- E先生がいくつか質問する
PDF2ページ分の教材が終わる頃にはこの日は18分経過していました。
あと7分はフリートーク。
こんな質問をされました。私の返答や、私がした質問(二個くらい)は記載していませんがこうやってみるとかなりボリュームがありますね。
- いつ産経で英会話を始めたの?
- なんで産経を試してるの?(普段は他のオンライン英会話で勉強していると伝えたので)
- そのスクールではどれくらい勉強しているの?
- 語学留学とかしたことある?
- 行きたいと思うことはある?
- 海外の同僚とは電話するの?
- レッスンの後の予定は? 本を読むの?
- 子供は何人いるの?
- あなたの娘さんの誕生日はいつ?
- 誕生日はどうやって祝うの?
- 奥さんはお仕事をしているの?
- 娘さんは学校に行っているの?
中には25分が経過する前に締めに入る先生もいますがE先生はギリギリまで会話をしてくれました。
レッスンも楽しかったです!
E先生のレッスンノート
1回目のP先生もいい先生でしたが、E先生の方がレッスンノートにボリュームがありますね。少し長いですが、いいフィードバックだと思うので掲載しておきます。
指摘された箇所もほとんどがレッスン中に修正をしてくれた点も満足です。(P先生はその場で指摘せずにレッスン後のメモで伝えてくれた部分もあった)
レッスンの流れも個人的にはE先生の方が好きでした!
公式サイト:産経オンライン英会話
産経オンライン英会話 登録の方法
登録の手順についても書いておきます。登録は五分もかかりません。
まずは産経オンライン英会話 の公式サイトへ。
「無料体験レッスン」をクリックします。
氏名、メールアドレス、パスワードを入力したら確認画面へ進みます。
入力内容を確認して「送信する」をクリックします。
産経オンライン英会話から仮登録完了のメールが届きます。確認用のURLをクリックします。
以上で登録は完了!
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無料体験用のレッスンチケットもあります。
クレジットカードの登録も必要なし。所要時間5分。とても簡単に登録ができました。
公式サイト:産経オンライン英会話
産経オンライン英会話の口コミまとめ
英語力が平凡なおじさんでも問題なく受講できました。
一番マイナスに感じたのはレッスンの進捗管理・予約システム。使い勝手が悪いです。
一方で、教材やレッスン内容に関しては全く不満を感じませんでした。特にE先生のレッスンは楽しかったです。
またレッスンレポートで自分の間違い・間違いの修正を並べて書いてくれるのが素晴らしいです!これをしっかり見返すことで、英語の上達に直結するでしょう。
自分の初歩的なミスを見つけやすいので英会話ビギナーの方も着実に成長できます。初心者の方は下記も参考にしてください。
この記事では悪口が多くなりましたが、下記の記事では他のオンライン英会話よりおすすめしています(笑
参考:初心者向けオンライン英会話10選【英語力普通のオッサンが厳選】
「デメリットの話が多くて、産経オンライン英会話にいい印象が残らなかった」。そんな方は是非、妻のブログ記事も参考にしてください。私の書いたものよりシンプルにメリットが伝わってくると思います(^^;
参考:\初心者ブログ/オンライン英会話してみた【なんとかなるの?】
産経オンライン英会話は費用対効果、コストパフォーマンスを考えればオススメできるオンライン英会話です!
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