4倍速の学習効果があると言わるイギリス発の学習法、カランメソッド。
カランメソッドの公式サイトで確認したところ、フィリピン留学でカランメソッドを受講する唯一の手段はQQEnglishだということがわかりました。
私は実際にフィリピンへのセブ島へ短期留学をして、QQEnglishでカランメソッドを受講しました。
その体験もお伝えできればと思います。
目次
語学学校NILS(ニルス)は閉鎖
2020年3月から新型コロナウイルスよる影響で、当校では学校を休校しております。
また、現時点（2021年2月末）ではご渡航再開目途が政府より確約をいただいていないため、2021年3月以降、業務を大幅縮小により、全てのサービス（既存の有料Skypeレッスン受講者を除く）を一旦停止とさせていただきます。
そちらに伴い、大変申し訳ございませんが資料請求・ご留学お問い合わせ窓口も一旦閉じさせていただきます。
また進捗がございましたら、こちらのHPにてお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。
語学学校NILS
語学学校NILS(ニルス)というスクールが以前はフィリピン留学でカランメソッドを提供していました。
しかし、コロナウィルス拡散の影響で2021年時点で公式サイトには「休校」のアナウンスがされています。
2023年現在もウェブサイトの閲覧は可能ですが、上記のアナウンス以降アップデートはされていません。また、「語学学校NILS」のGoogleの検索結果には「閉業」「閉校」という情報が掲載されています。
これらの事実から考えると、NILSが閉校したのは間違いないようです。
フィリピン留学でカランメソッドを学ぶならQQEnglishが唯一の手段
現在、フィリピン留学でカランメソッドを学ぶならセブ島にあるQQEnglishに通うのが唯一の手段です。
カランメソッドの公式サイトで正式認定校の検索が可能です。
このページで検索するとフィリピン国内でカランメソッドが受講できるのは現在、QQEnglishだけだということが分かります。
- QQEnglish School Cebu
- QQEnglish School Lapu Lapu
スクリーンショットではこの二つが表示されています。しかし後者のQQEnglish School Lapu Lapu（シーフロント校）は、2022年5月1日に閉校のお知らせがありました。
平素よりお世話になっております。
QQ English事務局です。QQEnglishシーフロント校は、閉校致しました。
QQEnglish「シーフロント校閉校のお知らせ」
2015年の開校以来長きにわたりご愛顧頂きましたこと、厚くお礼を申し上げます。
ですから、フィリピン国内でカランメソッドが学べるのは現在、セブ島にあるQQEnglishのITパーク校のみです。
カランメソッド以外にもメリットあり QQEnglish
フィリピン留学の際に、学習効果が高いと言われるカランメソッドが学べるというだけでも大きなメリットです。
参考：カランメソッドの効果！おっさんが200回受講でTOEIC145点UP
QQEnglishは小学生の娘と一緒に親子でセブ島留学したスクールです。
カランメソッドが受講できる以外にもいろいろメリットがあるので手短に（詳しくは他の記事で追加予定なので）付け加えておきます。
- ITパークというフィリピンのセブ島でも特に治安がいい地域
- オフラインで出会った先生と帰国後、オンラインでもレッスンできる
- 日本人スタッフが多数いて安心
- セキュリティ万全の寮完備
こういった点から、初めての海外短期留学を検討している人にはおすすめしやすいです。
私がいった当時(2023年7月-8月)は夏休みを利用して高校生もかなり来ていて、びっくりしました！
親の身になっても未成年の子供を海外に一人で行かせられる環境ということです。
フィリピンのセブ島での親子留学についてもうちょっと知りたい方は妻が書いたこちらの記事も参考にしてください。
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「170801175」を記入で
QQEnglishでカランメソッドを受講した感想
フィリピン留学で唯一カランメソッドが受講できるスクール、QQEnglish。
実際にフィリピンに短期留学をしてカランメソッドを受講して感じた、メリットデメリットをお伝えします。
デメリット : 雑音が多い
カランメソッドの学習環境としてはややノイズが多い、という点がデメリットです。
パーティションに仕切られているのですが、ざっとワンフロアに300〜400のブースがあります。
（QQEnglishのITパーク校にはA-X列まで、1列あたり16-17個のブースがあります。最低でも16×24=384個のブースがある計算になります）
全てのブースがフル稼働しているわけではありませんでしたが、これだけのブースがあるのでフロア全体は活気があり、かなりガヤガヤしています。
教師の一言一句を聞き漏らさず、復唱するためにかなりの集中が必要なカランメソッド。はっきり聞こえない場合があるのはデメリットです。
率直にいうと「オンラインで受講したときの方が集中できた」と思うことが多かったです。
オンライン英会話の方が教師の声をマイクから拾うので、周りの雑音を拾いにくいのです。
逆に、近くの音は拾ってしまうので教師のマイクの位置によって吐息が入って、オンラインの方が聞きづらいケースなんかもありますが。
ただ、気にならないときもあるのです。
「これくらいの雑音があったほうがむしろ集中しやすい！」と感じたときもありました。
クリアに聞こえる教師もいれば、そうでない教師もいました。
こういう場合なら集中できる！という条件は特定できませんでしたが、こんな点が聞こえる環境/聞こえない環境のファクターになるでしょう。
- 教師の声量や声質（教師の喉のコンディション）
- ブースの位置
- 曜日や時間帯
一緒に留学してレッスンを受けた娘にもこの点を相談しました。
周りがざわついていて、先生の声が聞こえにくいときがあるけど。ひまわりちゃん（仮名）は気にならないかね？
べつに気にならないよ。先生が風邪気味だからかもしれないよ。
確かに声が小さく感じた教師は咳をしていたり、水をよく飲んでいました。
夏場で比較的暑い時期だったのでエアコンの乾燥で喉を痛めている教師（時節柄、生徒でもたくさんいました）がいたので、それも一つの原因だと思います。
デメリット回避策
- 声が大きく、声の通りそうな教師を探しておく
- 土日の受講オプションを申し込んでおく
- 夏休みなどの混む時期を避ける
- カランメソッドを受講しない
声の通りそうな教師を事前に探す
QQEnglishはオンライン英会話とオフラインのフィリピン留学のどちらもあることが強みです。オンラインで「ザワザワした環境でも、この先生の声なら通りそうだな」と留学前にあたりをつけておくのも一つの方法です。
（ただし、全ての教師がITパークのオフラインで教えているわけではないので注意）
土日の受講オプションはコスパ良し
土日受講のオプションも検討してみましょう。
土日はオフラインで受講する生徒がほとんどいないので、フロア全体の騒がしさが全然違って静か！私がいった際は土日オプション利用をしている生徒はほとんどいませんでした。
1日につき35ドルの追加料金が必要です。1日1レッスンでも10レッスンでも35ドルなので、土日にガッツリ勉強したい人むけです。
混む時期を避ける
私たちがいったのは2023年の夏休み。QQEnglish ITパーク校のカフェテリアはランチタイムはかなり席が埋まっていました。
現地で知り合いになった「以前にもQQEnglishでセブ島留学にきた」というリピーターさんによると「冬休みはガラガラだった」とのことでした。
混雑する時期を避けたら快適にカランメソッドのレッスンを受けられる可能性が高いです。
カランメソッドは受講しない
最終的な解決方法としては環境がカランメソッド向きではないと感じたら受講しない、というのも選択肢の一つです。QQEnglishには他にもたくさんの教材があるので、ストレスがない教材に切り替えましょう。
個人的には留学中はそれほどたくさんカランメソッドを受講しませんでした。
カランメソッドに少し似ているR.E.M.Sという教材もぜひ試してみてください。対応教師がそれほど多くなく、予約が取りづらいのが難点ですが、ガヤガヤした環境ではカランメソッドより受講しやすかったです。
R.E.M.Sは文章の一部を言い換えていくような学習法です。英語学習書籍の『英語のハノン』をやったことがある方はイメージしやすいかもしれません。
ポチップ
メリット① : 逆に集中しやすい（と感じられる場合もあった）
ガヤガヤしていて教師の声を聞きづらいと感じる反面、「ガヤガヤしてるから教師の声に集中しなきゃ！」と、逆にオンラインより集中できると感じられる場合もありました。
教師の話すスピードが早いこと、それによって集中を強いられることがカランメソッドが効果的な理由の一つです。
「この環境の方がむしろ集中しないといけないので教師の声を聞き取れないからカラン向きかも」と思えることもありました。
（前述のように、教師、ブースの位置、曜日や日時によって印象が変わったので、いつもそう感じたわけではないです）
メリット② : 対面の方が楽しい
- 其の一: 教師は質問文を2回言い、即座に生徒の回答を促します
- 其の二: 教師はとても速いスピードで話します
- 其の三: レッスンに対する要望や質問は受けつけることができません
- 其の四: 回答は必ずフルセンテンスで、省略形を使いましょう
- 其の五: 教師は発音や文法のミスをすぐ指摘し訂正します
QQEnglish「英国発・カランメソッドとは？」より
カランメソッドにはこのようなルールがあります。
結構スパルタな感じです。
カランメソッドでは、教師の態度が冷たく感じることもあるのですが、対面で受講した方が楽しめました。
対面では教師を身近に感じる
其の一: 教師は質問文を2回言い、即座に生徒の回答を促します
其の二: 教師はとても速いスピードで話します
教師によるのですが、特にオンライン英会話でカランメソッドを受講する場合、レッスンの間ずっと真剣な表情の教師も多いので教師の態度が冷たく感じることもあります。
（これはスクールに限りません。実際に私はQQenglishでもネイティブキャンプでもカランメソッドの受講経験があります）
一方、フィリピン留学で対面の授業だと物理的な距離感が縮まったからか、教師の態度を冷たいと感じることはありませんでした。
対面のフィリピン留学ではリラックスモード
其の三: レッスンに対する要望や質問は受けつけることができません
ルールその3にあるように要望や質問は不可。
事実上、自由に話す時間はないです。
特に25分間のオンラインレッスンの場合、冒頭に音が聞こえるかや、挨拶程度は行われますが、基本的にはカリキュラムに沿った内容しか行われません。
一方で、フィリピン留学で対面の場合はスモールトークや、ちょっとした余談を挟んでくれます。
教師も50分間話し続けるのはしんどいし、生徒も50分間スピーディーなレッスンについていくのはしんどいです。
対面ではリラックスした雰囲気でカランメソッドができたので新鮮だし、楽しかったです。
ミスの指摘も優しく感じる
其の四: 回答は必ずフルセンテンスで、省略形を使いましょう
其の五: 教師は発音や文法のミスをすぐ指摘し訂正します
「3人称単数の後の動詞にSをつけ忘れる癖があるのはわかってるもん！でも忘れちゃうんだよ！」
「ちゃんと下を丸めてRを発音してるのに、発音を訂正されてしまう。向いてないのかな…」
カランメソッドに限らずなのですが、訂正をされると大人気なくムッとしちゃったり、落ち込む時もあるんですよね！
普通のレッスンなら、仮に10個改善点があってもおそらく教師は特に気になる2,3個に絞って指摘することが多いです。
そんなにたくさん指摘されても生徒側もすぐに修正できませんからね！
だけどカランメソッドはルール上、教師が全てのミスを指摘するように決められています。
具体的に違いを説明するのが難しいのですが、対面でミスを指摘されたときの方が「教師も生徒が気分を害さないように気をつけって指摘をしてくれている」という感じがしました。
ミスの指摘で落ち込むことがなかったです（笑
メリット③:ディクテーションができる
先生に見てもらいながらカランメソッドのディクテーションができるのもよかったです。
タイピングか実際に紙に書くか聞かれました。
手書きディクテーションはオンラインではできないので、タイピングが苦手な人はオフラインのフィリピン留学中にカランメソッドをたくさん受けたほうが負担が少ないです。
ちなみにオンライン英会話でカランメソッドが受講できるネイティブキャンプにはディクテーションがありません。ディクテーションにもチャレンジしたい場合はQQEnglishが良いです。
日本でカランメソッドを試すこともできる
フィリピン留学でカランメソッドの受講を検討しているなら、オンラインでも受講できるQQEnglishを試すのが一番いいと思います。
しかし、日本国内にはいくつか選択肢があるので、その点についても紹介します。
国内のカランメソッド対応オフライン英会話スクール
先ほども紹介したカラメソッド公式サイトの提携校検索で調査しました。
- Centre Gate English : 北海道
- 3R English : 神奈川
- Alpha ECO : 愛知
- Ichi’s English Conversation School (I.E.C.S.) : 新潟
いずれも対面の英会話教室でカランメソッドの正式認定校です。
中にはオンラインに対応しているスクールもありますが、次に紹介するオンライン英会話の方が料金は安いでしょう。
国内のカランメソッド対応オンライン英会話
料金から考えるとノバのオンライン英会話を選ぶメリットが見当たりません。オンライン英会話ならQQEnglishかネイティブキャンプの二択です。
フィリピン留学を検討しているなら、セブ島留学ができるQQEnglishから試すのもアリです。
まとめ カランメソッドが初めての人や、オンラインで合わないと思った人にこそ試して欲しい
| 教材名 | 回数 |
|---|---|
| New Daily English | 25回 |
| TOEIC 40 DAYS | 17回 |
| Callan | 12回 |
| Basic English | 12回 |
| R.E.M.S. | 10回 |
| TOEIC Speaking | 6回 |
| New Topic Conversation | 5回 |
| News Alert | 1回 |
| 合計 | 88回 |
フィリピン留学中にカランメソッドを受講したコマ数は88コマ中12コマ。
それなりに受講しましたが、それほどたくさんは受講しませんでした。
前述したように私が行った時期はフロア全体が盛況で、教師の声が聞こえづらい時があり、カランメソッドに向いた環境だとは思いませんでした。
また留学中は、「せっかく外国にいるんだからリアルに使えるフレーズや構文を定着させたい！」という思いからそういった教材を重点的に受講しました。
ですから、オンライン英会話で受講するメリットも間違いなくあります。
一方で、こんな人にはフィリピン留学でのカランメソッドを試して欲しいと思いました。
- カランメソッドが初めての人
- オンライン英会話で「カランメソッドが合わない」と思った人
私自身はQQEnglishとネイティブキャンプで合計500回以上カランメソッドを受講した経験がありますが、
最初のうちは「教師に怒られているみたいで疲れるレッスンだな」と思っていました（笑
効果的な反面、ストレスがかかるレッスンでもあるので、最初のうちはすごくしんどく感じるのです。
ですから、オンライン英会話で試したけど合わなかったという人にいいと思います。
また、最初にこういう印象を持つと継続しにくいと思うので、初めて受講する人にもおすすめしたいです。