TOEIC800点のすごさはズバリこれ！それとも大したことない？

TOEIC800点って一体どれくらいすごいの？ってTOEICのスコア保持者もこれから初めて受けようっていう人も気になるところですよね？

いや実際なかなか届かないすごいスコアであると思います。なぜならそれは…。

「そうだったのか？！」と誰もが納得してしまうであろう理由を徹底的に調べました！

TOEIC 800点のすごさがわかる3つの基準！

何を基準にして800点というスコアがすごいのか？！
が、これをみてもらえるとわかります。

実は800点のスコアをとっているのは受験者の上位わずか約15.9％！

TOEICの公式ページ（IIBC）の公開テストのtotalスコア分布を見ると、以下のような結果が出ています。
795点以上のスコアをとっているのは受験者の上位わずか15.9％です。

スコア	人数のパーセンテージ	人数 （全体900,684人）
795~	6.8%	60,945人
845~	4.9%	44,481人
895~	4.2%	37,974人

15.9%といえばだいたい6人に1人となります。
意外といる？と思うかもしれませんね。

でもTOEICを受けようとする人のほとんどは日常的に英語を使っている・学習している人が多いです。
その中の6人に1人ならかなりすごいです。

この表を見ていただくと一目瞭然ですよね。受験者の中でもかなり上の方に位置していることがわかります。

「私ってばTOEIC受けてる人の中でも上位〜！」と
TOEIC800点は思いっきり凄さをアピールすることができるスコアです。

IIBC AWARD OF EXCELLENCEの対象者に！

実は、あまり知られていませんが、
TOEIC L&R、TOEIC S&W、TOEIC Speaking の公開テストを受験し、
「聞く」「読む」「話す」「書く」の4技能すべてにおいて基準のスコアを
取得された方対象の賞があります。
それがIIBC AWARD OF EXCELLENCE。

英語4技能を1年間で学習し、なおかつコミュニケーションツールとして英語をしている方を
応援する思いで、IIBCが2017年にスタートさせた表彰制度です。

2017年のスタートから2021年は503名、2022年は600名が受賞しているのですが、
そんなに多くの方がもらえるものではありません。

• TOEIC Listening & Reading Test : 800点以上
  • リスニング375点以上かつ
  • リーディング425点以上
• TOEIC Speaking & Writing Tests
  • スピーキング160点以上かつ
  • ライティング170点以上

以上の基準を全て満たす必要があります。

少なくともTOEIC800点を超えてないと貰えないので、かなりすごいといえます。

TOEIC800点は準1級相当

英検	TOEIC
1級	945〜
準1級	785〜
2級	550〜
準2級	225〜
3級〜5級	120〜

TOEICの800点はCEFRを基準にすると、英検準1級に当たることがこちらの表からわかります。

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。

ブリティッシュ・カウンシル「CEFR（ヨーロッパ言語共通参照枠）」

TOEIC800点はCEFRで言うとB2レベルとなり、複雑な問題でもスムーズに会話のやり取りができるレベルだと定義されています。

社会生活で英語を十分に理解をしたうえで、
実際に使える英語力とされています。
TOEICの800点はこれと同じことがいえるので、すごいレベルです！

TOEICスコアが選考に影響するのか。

TOEICスコアのみで選考結果を判断することはなく、選考結果につきましては総合的に判断させていただいております。ただし、ご入社までに800点を取得いただくことが必要です。

楽天の採用ページ

楽天の採用ページにもTOEICについて「ご入社までに800点を取得いただくことが必要です」と記載されていました。
大手企業の就職においても800点のスコアを持っていれば強いです。

どの国においても、どの経済圏においても、英語が話せると就職に役立ちます。英語は、就職に役立つだけでなく、corporate ladder（大企業における権力構造）を昇るためには必要となります。英語が上手な社員は、英語が話せない社員よりも、給料において25-35％の差が出てきます。

朝日新聞出版

給料が25-35％ってすごいですね。仮に年収が300万円なら75-105万円。500万円なら125-175万円に相当します。

お給料が良いのはいいことです！
これだけの差がつくと英語をやらないなんて勿体無いですよね！

TOEICなどの英語能力テストは、どんな職業にも必要となってくるので、できるだけ高得点を取っておくようにしたい。

【就活のリアル転載】資格取得の意味 就活後に問われる真価 上田晶美（2022/1/25付 日本経済新聞 夕刊） | 就活のリアル転載記事 | 一般社団法人 公正採用人権啓発推進センター

また最近の日経新聞では職業に関わらずTOEICが必要になってくると記載されていました。
やはり今TOEICのハイスコアは重要視されていると言えるでしょう！

なので800点を取っていれば就職活動の幅が広がります。

また、2019年度の調査によると東大生の37.8％がTOEICテスト受験者で、
そのうち69.8%が785点以上のスコア保持者となっています。

スコア	割合
225~545	0.6%
550~665	5.3%
670~780	24.0%
785~865	33.7%
870~940	24.2%
945	11.9%

さすが東大生といった結果ですね！

同時に、もしあなたがTOEIC800点を取得すれば英語力では東大生の多くと肩を並べている、と言うこともできます。

TOEIC800点はすごい！どうやったら取れるのか？

では、800点を取るためには一体どうしたらいいのでしょう？

まずは時間！

どれくらいの時間が必要か？
今あなたの持っているスコアによって変わってきます。

​​オックスフォード大学出版局の、
「TOEICを受ける生徒のために、先生たちはどう指導していくのが良いか」を
示した資料があります。
その中に勉強時間を知ることが必要であると記載されています。

これがその表となります。

縦 : 現在スコア 横 : 目標スコア	350点	450点	550点	650点	750点	850点	950点
250点	200時間	425時間	700時間	950時間	1150時間	1450時間	1750時間
350点	–	225時間	450時間	700時間	950時間	1225時間	1550時間
450点	–	–	225時間	450時間	700時間	975時間	1300時間
550点	–	–	–	225時間	450時間	725時間	1050時間
650点	–	–	–	–	225時間	500時間	825時間
750点	–	–	–	–	–	275時間	600時間
850点	–	–	–	–	–	–	325時間

今のあなたのスコアが縦列で、目指したいスコアが横列に書かれています。
交差した数字が勉強に必要な時間です。

もしあなたが今500点台のスコアであれば800点まで約725時間が必要!
仮に、この1年でスコアを300点あげたいの場合は1日に約1時間30分ほどの勉強時間が必要ですね。

ただ、限られた時間のなかで闇雲に自己流だけで進めていくのは、
難しいところがあるのも事実です。

TOEICの流れを確認

学習時間が分かった後は、TOEICテストの流れを確認しましょう。
その上で、しっかりと学習しておきましょう。

TOEICのスコアアップのためにはTOEICの流れを知り、問題の解き方のコツを掴む！
これに限ると思うTOEIC受験者な私です。

ですので、ここでTOEICの流れをサクッと説明します。

Listening Part

Part 1	写真描写問題
Prat 2	応答問題
Part 3	２人の人物の会話文
Part 4	１人の人物が話す説明文

まずリスニングから。
アメリカ英語、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語の4種類の音声が
リスニングパートで使用されています。

Part 1は「写真描写問題」これは写真を見ながら流れてくる英語を聞く形でいいですよね。

Part 2「応答問題」に対しては質問としての英語が流れる前に、
３つの応答文に目を通すことができたら良いですね。
そして聞きながら答えを導き出すことができる！

これができたらこの後続く難易度が高くなってくる聞く英語も長くなるリスニングパート、
Part 3(2人の人物の会話文を聞く→それに対する質問に合う答えを４つの選択肢から選ぶ)

Part 4(1人の人物が話す説明文を聞く→それに対する質問に合う答えを４つの選択肢から選ぶ）

ここまでできるようになるには、日々努力を積み重ねていくのみです！

Reading Part

• e-mail
• memo
• advertisement
• notice
• announcement
• letter
• article
• travel review

これらの英文を読み理解します。

３つの設問がありますので、それぞれ４つの選択肢から正しい答えを選びましょう。

これがざっくりとした全体の構成になります。

具体的にはどうしたらいいの？

ではそのために必要なものは？
語彙力・リスニング力・読解力です。

たくさんの語彙を覚えてリスニング、リーディングともにたくさん練習しておくと、
もう怖いものはありません！

800点に必要かつ難易度の高い語彙集なども色々と出ているので参考にしても良いと思います。

ここまでくると、後半のリーディングもスピードのある、
読解力で進めていくことができるでしょう。

またスタディサプリEnglishのTOEIC対策コースで仕上げていくと、
ただただ黙々と勉強するよりも格段に受験時の不安は軽減されるはず！

スタディサプリTOEICは流れからしっかり把握できるのでおすすめです。
無料で試せる期間があるのでやってみると自分に合うかどうかがわかって良いかと思います。

ベーシックプランでこのアップ率は魅力です。

こちらの記事を参考にしてみてください！

参考：【164時間検証した口コミ】スタディサプリTOEICの評判

ただ継続できるかは、あなた次第！

いくらやる気あっても最初だけってなってしまうと（私だ…。）もうダメです。

余談ですが、私は最近、スコアアップを目標に英語を勉強することを楽しんでいます。

スコアが伸びなくて、一旦英語が嫌いになってしまった時、「なぜ私は英語ができる人になりたかったんだっけ？」と初心を振り返ってみました。

すると楽しんで学べるようになりました。

継続は力なりです！！

TOEIC 800点すごさについてのよくある質問

ではここで、よく聞くTOEICへの疑問についてお答えしていきたいと思います。

TOEIC 800点ってどれくらいすごいの？IIBCのデータから見てみる

上のグラフを見てみると学生の平均が586点と出ていますね。
TOEIC800点は現役の学生でも取っていないくらいのスコアなのです！

	リーディング	リスニング	合計
IPテスト 2019	206	264	470
IPテスト 2020	221	282	502
IPテスト 2021	219	279	498
公開テスト 2019	265	323	588
公開テスト 2020	282	337	620
公開テスト 2021	279	331	611

上記の表から分かるようにIPテストの平均は約500点。公開テストの平均は約600点です。
IPテストはいわゆる団体受験（企業や学校が主催するテスト）です。
一方、公開テストは一般窓口。
ひらたくいうと、IPテストはちょっと義務的に受けている人が多く、公開テストは自腹を切っているモチベーションの高い人が多いです。

TOEIC800点はIPテストの平均点と比較して300点、公開テストの平均点と比較しても200点高いのでかなりハイレベルだと言えます。

TOEIC何点取れたらすごい？

日常会話や受験のためのサポートに使用するのであれば700点取れたらすごいレベル。
一般的に履歴書に記載することができるのがこのレベルだと言われているからです。

ですが、就職活動においては600点取れたらすごいということになります。
新入社員に求めるTOEICのスコアは500点から600点となっています。

新入社員	535点
中途社員	560点
技術部門	560点
営業部門	575点
海外部門	690点

多くの企業が、グローバル化に対応するための英語力を求めています。企業が社員に期待するTOEIC L&Rスコアは技術部門では平均560点、営業部門では平均575点、海外部門では平均690点。全社員に対して一定の英語力が求められているのです。

IIBC「データでみるTOEIC Tests」​​

海外部門に期待するスコアが690点というデータからも800点はかなりのハイスコアだと言えます。

TOEIC 800点 何ができる？

「人気企業への転職には800点後半がマスト」(‎朝日新聞出版)という記載が雑誌の記事の目次にもなっています。

TOEIC800点があれば転職にもかなり有利なものになります。

経営コンサルタントの勝間和代さんは、TOEICのスコアが100点アップするごとに、年収は10%アップすると言っています。
仮に現在500点の人が900点まで伸ばすことができれば、それだけで年収は複利計算で46%アップです。

上岡 正明『「お金の不安」から自由になるための お金が増える強化書』P68

貿易事務、大手企業での海外企業との交渉のやり取り取りのできる人材として
TOEIC800点以上を持っているとスムーズに仕事を進めることができるはずです。

通訳ボランティアとして活動することができるのも800点以上のスコア保持者のようです。

他にも、在宅での仕事探しをしている場合、TOEIC800点を持っていると、
時給の高い仕事が求人に応募することができるというメリットがありますね。

このように就職に関しても、800点のスコアには、
かなりの需要があるといえます。

私は主婦なのですが、息子2人が現役学生で「絶賛お金がいつでも必要中です」。

パートを探していると、​​翻訳チェッカーや貿易事務、​​​​メールや電話などを使用して
日本語を話せない観光客とのやり取りなどをするファストドクターの会社などがあります。

これをみるとTOEICの勉強やるしかないと背中を押されます。

今の職場も好きですが、自分のレベルを上げて更なる上のお給料をくれる職場へ
ステップアップしていきたいのです。

TOEIC800点の割合は？

では、どのくらいの人が800点を取っているのか？というと、
先にも述べましたが、TOEIC受験者のわずか上位15.9%ほどです。

TOEICの2021年の平均スコアは611点。平均を200点上回る必要があるのです。

転職でも有利に働くと言われるスコア800点。英語を使って生きていきたい人にとって目指すべきところではないでしょうか？

まとめ

上のグラフを見ると、企業が求める英語力は「ネイティブとの会議でしっかり自分の意見を言うことができる」がトップで、続いて「電話でのやりとりがスムースにできる」「通訳なしで海外赴任ができる」となっています。

私はリスニングができてもリーディング・ライティングができても
それれだけではもったいないと思っています。

英語は言語です。

いくら高いスコアを持っていても、仮にそのスコアが「コミュニケーション能力があり」とされていても、アウトプットする機会がなければ英語の使用レベルとしては落ちていく心配さえ出てきます。

それじゃTOEIC800点の持ち腐れです。
ぜひアウトプットもしていきましょう。

それだけの英語力があればアウトプットする場所さえあれば楽しい会話ができる。
それはかっこいいです。

ぜひ使える英語人になりましょう！！

参考：徹底比較！おすすめのオンライン英会話【おっさんが1,900回以上受講】